周辺建物の影を3Dで再現して住宅屋根の太陽光発電量を試算するWebツール

開発者:Kagezan

概要

アプリケーションURL

影算(かげざん)は、住宅の屋根に載せる太陽光発電の年間発電量と投資回収を試算するWebツールです。隣家やマンションの影が屋根に落ちる時間帯を3Dで再現し、影による損失まで織り込んで計算します。登録不要・無料から利用でき、営業電話や見積もり勧誘はありません。個人で開発・運用しています。

利用している技術

バックエンドは C# / .NET 10 の ASP.NET Core Razor Pages です。日射の物理モデル(Perez 1990 の異方性散乱、Faiman 2008 のセル温度、Collares-Pereira & Rabl 1979 の日別Kt分離など)は論文を読んで自前で実装し、Clean Architecture の層分け(Domain ← Application ← Infrastructure ← Pages)をアーキテクチャテストで機械的に検証しています。影の計算は独自のレイトレーシングで、屋根面をグリッドに分割して時刻ごとの遮蔽を判定します。フロントエンドは Three.js による3D UI、データは SQLite / Entity Framework Core、PDF 出力は QuestPDF。ホスティングは Fly.io の 1CPU・512MB 構成で、メモリ制約に合わせて GC 設定とグリッド解像度をチューニングしています。テストは xUnit と Playwright で約6,000件を CI で回しています。

サービスのPR点

一括見積もりサイトとは逆のポジションを狙っています。メールアドレスも電話番号も不要で、販売店との提携もないため、試算した人に営業電話がかかることがありません。「数字だけ見たい人」のためのツールです。
採用している物理モデル名と参考論文を画面上に明記しており、どの理論に基づく計算かを利用者自身が確認できます。年間発電量の合成不確かさは1σで、無料プランが±8.9%、詳細プランが±6.9%です。これは推定の幅であり、発電量を保証するものではありません。
開発のきっかけは、自宅を建てる土地を探していたときに「周辺建物を考慮した発電予測システムはありません」と住宅メーカーに言われたことでした。

今後の追加機能など

全国の市区町村単位で日射条件をまとめたページを整備し、土地探しの段階から使えるようにする予定です。あわせて、影の当たり方を時刻別に見せるビジュアルの改善と、蓄電池を含めた自家消費シミュレーションの追加を検討しています。

その他メッセージ

料金は Standard プラン 500円/回、Premium プラン 3,000円/回(いずれも税込)です。月額課金・サブスクリプション契約はなく都度課金のみで、無料でも試せます。
本アプリは個人で開発・運用しているもので、会社が運営するサービスではありません。

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